日々の活動Blog

【依頼講座】まなびあテラスにてワークショップ開催!

2020年2月29日(土)
依頼講座 まなびあテラス@東根市
実施プログラム「植木鉢に描く地中のアナログ画」

暖かい日差し、春の兆しが感じられる2月最後の日。
東根市のまなびあテラス様にご依頼を受け、講座を行ってきました。
今回で講座は3回目。昨今ニュースで話題となっている感染症の影響はどうか…と開催を心配しましたが、小規模のワークショップとのことで開催の運びとなりました。
私たち講師スタッフの立場としても、マスクをしての実施となりました。

今回のプログラムは「植木鉢に描く地中のアナログ画」。
地中の世界を、植木鉢に自分なりに表現していきます。

地中に埋めた種を大きく育てていくには…
どんな栄養が必要でしょう?太陽の光もさんさんと降り注いで…水も必要だよね。
愛情もしっかりこめて…!

 


自分だけの地中の世界に、様々な思いがこもった色が重なって、複雑な色が生み出されていきます。

種から根っこが伸びるよ、どんな風にのびていくんだろう?
地中の世界に思いを馳せて…

ゆびで擦って、また描いて!


小さいお子さんから、ご年配の方まで、集中する時間が流れます。

完成した作品は、どの作品も地中のパワーがあふれています!

 
 
360度、表情が違って見える作品ばかりでとっても楽しい!
これから暖かくなる季節にぴったり、元気をもらえるような作品ばかりでした。

「大人になって誉められることが無くなるから、(褒められて)嬉しいです。」
「楽しく、集中して、リフレッシュできた。」
「童心に返ったようで楽しかった。」
参加者のみなさまから、嬉しいご感想をいただきました。

植木鉢は実際に使うこともできます。
飾って眺めるもよし、これからの季節に向けて実際に使ってもいただけたら…と、今回は花の種も作品とともにお持ち帰りいただきました。
不安な気持ちになりそうな昨今ですが…今回の作品や講座に参加した経験が、参加者の皆さんの気持ちを少しでも明るくしてくれますように。
講座に参加された皆様、本当にありがとうございました。

講座開催のため、様々配慮いただきました まなびあテラス様、この場を借りて御礼申し上げます。

【依頼講座】七ヶ宿町に行ってきました!④

2019年11月9日(土)
依頼講座 七ヶ宿町社会福祉協議会
七ヶ宿町高齢者センター&湯原コミュニティーセンター
プログラム「きらめく星座宇宙」

講座の前日は立冬、暦の上では冬が始まりました。朝夕冷え込んできたので、山道の凍結が不安材料でしたが、講座の日は、気持ちのいい秋晴れ。山の紅葉もちょうど見ごろを迎え、七ヶ宿への道のりは、秋の景色を十分に楽むことができ、心も豊かにさせてくれました。

今年度最後のプログラムは「きらめく星座宇宙」なんと、広大なテーマでしょう!

まずは、星空の写真をみながら遠い星や宇宙に思いをはせます。

持参した写真の他に、今回は七ヶ宿社協さんが、すてきな七ヶ宿町の星空の写真を準備してくださいました。

「あら、すてきな星空。よくみると、たくさんの星が光っているんだね。」「昨日の夜、星空みてみたよ。」「流れ星みたことあるよ。夏の流星群。」「名前よく知らないけど、横に3つ並んでる星があるんだよ。」皆さん、星に関するお話をたくさんしてくださいました。

今回は、使い慣れたオイルパステルを使っての制作ですが、点描していくという今まであまりしたことのない作業。

「軽く打ったり、力をいれ、ギュッギュッとねじ込むように打つと点の表情がかわりますよ」というスタッフの言葉を合図に、オイルパステルを手に取り制作が始まりました。

カツ、カツ、カツ・・・トン、トン、トン・・・描画紙にオイルパステルで描き込んでいくリズミカルな音が、部屋中に響きわたります。真黒な宇宙の中に、色鮮やかな思い思いの星が輝き始めます。

制作をしていくうちに、どんどんと宇宙のイメージが膨らみ、皆さん夢中になっていく様子がみられました。

 

昨夜の見たお月さまをくわえた星空。天の川におり姫とひこ星がかがやいている星空。オリオン座や北斗七星が輝いている星空。色とりどりの星が宝石のようにちりばめられた星空・・・いろいろな思いの詰まったオンリーワンの広大な星空が完成しました。

「また、星をみてみようかな。」「天井に作品を貼ってながめようかな」「きらきら光る星座描くの楽しかったよ」などの言葉をいただき、スタッフも嬉しくなり、やりがいを感じたところです。今年度の講座は終了しましたが、また来年の春にお会いできることを楽しみにしています。皆さんから更に喜んでいただけるよう、しっかり勉強していきたいと思います。お元気で

写真提供:七ヶ宿町社会福祉協議会

【主催講座】「クリスマスツリーを描く」開催!

2019年11月4日(月・祝)
東北芸術工科大学アトリエ棟
実施プログラム「クリスマスツリーを描く」

穏やかな秋の日。澄み切った青空に恵まれた日となったこの日、体験講座を開催しました。
参加者のみなさん、スタッフとも握手を交わしつつ、講座をスタート!
まだまだ秋の雰囲気の現在ですが…今回のプログラムは季節を少し先取り♪クリスマスツリーを描きます。
飛び出す絵本風に仕上がる今回のプログラム、どんな作品が出来上がるでしょうか?

 
 

「もみの木ってどんな形してるでしょう?」
「自分の思うクリスマスの色は?」
「雪って、どんな風に積もっていくだろう…」
メイン講師からやさしく言葉を投げかけられつつ、寒い冬、クリスマスのイメージを膨らませていきます。
制作が進むごとに、個性豊かなもみの木が完成していきます。
   
会場にはクリスマスの音楽を流して、時折その音楽にのって筆を走らせていきます。
飾り付けをしていく過程は、もう みなさん夢中!
「そっか、思いついた!」
他の方の様子を見てひらめいて、自分の作品にさらに手を加えるお子さんも。制作を進めるごとに自分の思いが高まります。
指折り数えて、ワクワクしながら早く来ないかと待つクリスマス。
冬の空気感やクリスマスの楽しい、キラキラした気持ちが、作品全体に表現されていきます。

さぁ鑑賞会をはじめましょう!
カラフルにたくさんの飾り付けがされてあったり。サンタさん来てくれるかな…思いがつまった長靴型の飾りがあったり。
みなさん、もみの木の色を一層引き立てる仕立てをして、世界に一つだけの素敵なツリーが完成!
見ているだけで嬉しい気持ち、楽しい気分にさせてくれる作品が勢ぞろいです。
      

参加者のみなさんからの感想をご紹介します。
「美術の制作なんて中学生以来?とても楽しい時間でした。また参加したいと思いました。」(60代、女性)
「見たことのない画材がいっぱいでワクワクした。最初はドキドキしたけど、音楽のリズムにのって楽しく描くことができた。」(30代、女性)
「完成後の並べ方、見せ方が楽しい。」(50代、女性)
「参加する度にこんなことがあるのかな~と楽しませていただきました。」(女性)
「絵を描くこと、物を作ることが大好きな娘なので色んな経験をさせてみたいと思い参加させていただきました。大変楽しく、またこのような行事があればぜひ来てみたいです。ありがとうございます。」(50代、女性)
「一人ずつの対応のように分かりやすかった。」(70代、女性)

みなさん、ご参加ありがとうございました!

みなさんの思いがたくさん詰まった素敵なクリスマスツリーをぜひご自宅に飾って、今年のクリスマスを楽しく過ごしてほしいと思います。

次回の体験講座を、どうぞお楽しみに!

 

 

 

【依頼講座】らふらんす大江に行ってきました!③

2019年10月25日(金)
総合福祉施設 ら・ふらんす大江
プログラム名 「殻つきカラころピーナッツ」

今年度最後の講座は、久しぶりにオイルパステルを使ったプログラム「殻つきカラころピーナッツ」です!第1回目はアクリラ絵具、第2回目はクレイペイントと振りかえってみると画材のバリエーションが豊富な1年でしたね。本日は久しぶりにオイルパステルを使うので、まずはじめに肩慣らしで描き心地を試してみました。

オイルパステルを立てたり横にしたりと使い分けしながら紙面に線が描かれていきます。色の世界が広がっていくと皆さんの表情もイキイキと輝いて見えます。

本日の主役ピーナッツの登場です!まずは振って音を聞いてみたり、匂いを嗅いでみたりと五感を使ってピーナッツを観察します。味も確かめてみたいところですが・・・今日は見るだけでガマンです。

ピーナッツの中身は2粒。割って中身を見ながら描き始めました。

色面とピーナッツを交互に眺めながら色を探していきます。オイルパステルをこすって広げて少しづつ粒が大きく育っていきました。

メイン講師がピーナッツの成長の過程を写真で紹介すると、皆さん興味深そうに目を向けて話を聞いて下さいました。職員さんによると数年前にらふらんす大江さんの菜園でも栽培したことがあったそうです。ピーナッツは秋が収穫時期なのだとか。まさに旬の食材ですね。

手が止まったり動いたりを繰り返しながら、思い思いに色を重ねていきました。オイルパステルが重なれば重なるほど、ピーナッツの殻の質感に近づいていくような気がします。

ルーペ登場!改めてピーナッツの殻を観察してみると形や模様が1個1個異なっていて面白いことに気づかされます。

参加者の中にはピーナッツではなく、自分の作品をルーペで眺めながらスクラッチを楽しんでいる方もいらっしゃいましたよ。

自分のピーナッツに似合う台紙を選んだらサインを入れて作品の完成です!1粒1粒丁寧に色を重ねて描き表現したり、殻の形や模様に拘ったり、形に捉われず画面全体にピーナッツの質感を表現したりと個性溢れる作品の数々。

鑑賞会が始まると皆さん嬉しそうに作品に目を向けメイン講師の言葉に耳を傾けています。自分の作品の番になると目を下に向けたり、そわそわしたりと少し恥ずかしそうにしている方もいらっしゃいましたが、拍手が聞こえてくる頃には自信に満ちた表情に変わっていましたよ。カラころと楽しい音が聞こえてきそうな色鮮やかなピーナッツ。芸術の秋もいいけれどやっぱり食欲の秋も楽しみたいですね。らふらんす大江の皆様1年間ありがとうございました。またお会い出来る日を楽しみにしています。

【依頼講座】七ヶ宿町に行ってきました!③

2019年9月21日(土)
依頼講座 七ヶ宿町社会福祉協議会
七ヶ宿町高齢者センター&湯原コミュニティーセンター
プログラム「ほおずきのある団扇」

沿道にはコスモスの花が揺れ、黄金に色づいた稲穂や頬に当たる風に秋の気配を感じる本日、今年度3回目の七ヶ宿依頼講座へ行ってまいりました。

今回のプログラムは団扇にドリッピングをするところから始まります。ドリッピングは前々回のカレンダーで経験済みの方もいらっしゃいますが、自分の思いとは別の方向に絵の具が流れていく様子に、「わぁー」「あー」と皆さんの声が笑顔とともに聞かれます。

でもさすがです。前々回の経験が生かされて絵の具を垂らす場所や、絵の具の流し方も工夫されてドリッピングを楽しんでいらっしゃいました。

さて、いよいよ今回のモチーフ「ほおずき」の登場です。今回も七ヶ宿社協さんがとても生き生きとした大きなほおずきをご用意して下さいました。「もらってきたのー」とご近所から頂いた枝についたほおずきをご持参下さった方もいらっしゃいましたよ。スタッフが準備したものとあわせて、たくさんのほおずきをよーく観察します。

小さい頃、中の実で笛を作って遊んだことや土地柄によっては、お盆やお彼岸のかざりにすることなど話がはずみます。ドリッピングでできた枝にほおずきの実をつけます。「ほおずきって、こんな形なんだねー」「すじみたいな線が見えるねー」「萼をむいて、実が見えるようにしたいなあ」とお話されているなあと思っていたら、いつの間にか「しぃーん」 皆さん、ものすごく集中して、ほおずきを 形 作っていらっしゃいました。

「ほおずきのある団扇」完成です。かさなりあう色でさらに深い色になったほおずき。情熱的な赤いほおずき。白がやわらかな印象のほおずき。カラフルで楽しいほおずき。自然の中でのほおずきの風景が見えてくるような皆さんの作品。初秋を表す季語でもある「ほおずき」皆さんの団扇から涼やかな風が運ばれてきそうです。

次回は、秋も深まりを見せる11月です。また七ヶ宿町の皆さんの素敵な笑顔と作品にお会いできることを楽しみにしております。

写真提供:七ヶ宿町社会福祉協議会

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