【依頼講座】らふらんす大江に行ってきました!②
2017年9月8日
2017年8月18日(金)
依頼講座 らふらんす大江
プログラム名 「 水面のペンスタンド」
今年度2回目の講座になります。
名前の通り 施設の果樹畑では ラフランスがたくさんの青い実をつけていました。
ラフランスの甘い香りと 味わいを思うと収穫の時期が待ち遠しいですね。
今回は、手元に置いて使える作品を…とリクエストをいただき、暑い季節に少しでも涼しさを感じられるようにと選んだプログラムです。
画材の種類もいつもよりたくさん使い、工程も多彩ですが、様々な「水面」をイメージさせる作品が出来上がりました。


カラフルな色と楽しい形。

それぞれのオリジナルな作品は とても素敵です。

鑑賞会は、自分の作品がとっても気になりますね。

講座を重ねるごとに、参加者の皆さんの表情が柔らかく、ゆったりとした雰囲気になっているのが、とても嬉しく感じます。
集中してできた作品は、どれもワクワクと気持ちがあがる仕上がりです。
次回は10月!どんな作品や、みなさんの笑顔に出会えるかとても楽しみです。
【依頼講座】宮城県七ヶ宿町へ行ってきました!③
2017年8月6日
2017年7月29日(土)
依頼講座 宮城県七ヶ宿町社会福祉協議会
会場 七ヶ宿町高齢者センター(関)
プログラム「ナスの量感画」
七ヶ宿町社会福祉協議会さまよりご依頼いただき、今回初めて臨床美術講座に参加される皆さんにお集りいただきました。昨年から参加の2期生に続き、3期生の初講座です。

初めましての挨拶のあと、さっそく試し描きに入りました。初めて使うオイルパステルを手に不安げな表情を浮かべつつも興味深々の様子です。


まずはまっ白な紙に線を引いていきます。真っすぐに、またクネクネと。そして、厚く色の重なったところを削ってみたりもしました。軽快でリズミカルな手の動きに、出番待ちのモチーフ「なす」達が、生つばを飲み込んだかの様に見えました。


さあいよいよナスの登場です!実際にナスを見ながら描きはじめます。重量感も十分に描けました。形もいいナスばかり。



続いて、皮の表面を描く説明をすると、「・・・かくれて見えなくなる」のひと言に、会場が同感の意に包まれました。いいえ、下地がしっかりしているのでいい仕上がりになりますよ。ご安心ください!ほら、“量”を“感じる”もぎたてのナスに仕上がったでしょ。



ナスが描きあがったところで皆さんの緊張もすっかりほぐれてきたようです。構成はまるでパズル遊びのように楽しんでいましたよ。


完成した作品は、バランスがとてもよく、また、色合いが穏やかです。日々を丁寧に積み重ねてこられたみなさんの人生をうかがい知ることができました。




最後に感想をおたずねすると「夕べは眠れなかった」とお話しくださった参加者がいらっしゃいました。わたしたちスタッフも同様で、不安と楽しみで少々寝不足でした。




爪に入り込みなかなか落ちない色も、今日はこのままにして早めに休みましょう。楽しい一日を、ありがとうございました。
写真提供:七ヶ宿町社会福祉協議会
【依頼講座】宮城県七ヶ宿町へ行ってきました!②
2017年7月22日
2017年7月17日(月)
依頼講座 宮城県七ヶ宿町社会福祉協議会
会場 湯原コミュニティーセンター、七ヶ宿町高齢者センター(関)
プログラム「プリってぃピーマン」
カタカナとひらがなの混じった、不思議なタイトルですね。音の感覚から、どんな風に描いたかを想像してください。
「プリプリのプリティーなピーマン」 を、思い浮かべていただけたでしょうか。
気温も真夏のように上がった七ヶ宿町で、午前は「湯原コミュニティーセンター」、そして午後は「七ヶ宿町高齢者センター」と2会場で制作しました。
まずはモチーフのピーマンの登場です。ツヤツヤでプリプリの上等なピーマンに「いいピーマンだ」「みごとなピーマンだ」と声も漏れました。午前中の会場は、参加者のほとんどが栽培の経験のあるかたばかり。それなのに初めて見たように、横に置いたり、斜めにしたり、はたまたヘタと真正面から向き合ったり。どの角度で描こうかとジロジロ見つめているとうちに自然に構図も決まります。「葉っぱも描きたいなー」と気分ものってきました。



描きだしたピーマンは、実物よりもずいぶん大きくなったり、また、小ぶりになったり。お隣をのぞいて会話するも聞こえました。




ピーマンはどこかに“苦み”を感じる野菜です。使う色に青や黒も加わりました。しかしそれが不思議と現実的な緑を生んだようです。ピーマンの特徴に目をとめ、「ここのクボミ」「曲がったところ」ところと、“自分のピーマン”を描き進めます。光って艶やかな部分には、ハイライトをさし、またクボミには影をあしらい、夏のピーマンができあがってきました。


完成に入れるサインも悩みどころです。午後の会場では、名前だけにしようかしら、ローマ字で入れたら長いかしらと、新聞紙に下書きもして検討されたかたもいらっしゃいます。丹精込めて描いた絵に、考え抜いたサインが相性よく納まりました。



今回の作品に合わせて社協さんから、額のプレゼントが用意されていました。

額に入れてみると「プロの画家が描いたみたい」、「あら、この有名な画家を知らないの?」と楽しいおふざけで笑いを誘います。皆さんご自宅で飾ってくださいね。これからが夏の本番です。プリプリでしかも可愛いピーマンの絵は、ひと夏の友になってくれるでしょう。

写真提供:七ヶ宿町社会福祉協議会
【満員御礼】臨床美術体験講座「透かし窓に描く月光にススキ」
2017年7月12日
≪クリニカルアートやまがた 主催 臨床美術体験講座≫

秋にぴったりのアートプログラムを、一緒に楽しみませんか?
自分だけの秋の名月を制作します。
美術が苦手だって大丈夫!スタッフが丁寧にサポートします。
この機会にぜひ、臨床美術体験!
参加お待ちしています。
「透かし窓に描く月光にススキ」
【日時】2017年9月10日(日)10時~(2時間程度の講座時間です)
【場所】東北芸術工科大学 アトリエ棟3階(大学南側、こども芸大付近)
【参加費】1500円
【対象】どなたでも(小学生以上)
【定員】20名 定員に達しましたので、申し訳ありませんが申込みを締め切らせていただきます。
【申し込み・問い合わせ】
TEL:080-8224-1604
E‐mail info@clinicalart-yamagata.jp
【申し込み締切り】8月31日(木)
【依頼講座】らふらんす大江に行ってきました!①
2017年6月14日
2017年6月9日(金)
総合福祉施設 らふらんす大江
プログラム「カラフルリズム」
素晴らしい青空の下、雪の冠を戴いた月山や朝日連峰、雄大な最上川、木々の緑を楽しみながら大江町に向かいました。
今年度、1回目の講座は「カラフルリズム」というプログラムです。
今日は白い画面ではなく、クルミ色の紙面を使います。その上にさらに構成したり、線を描いたり…変化に富んだ画面ができあがります。



ゆったりとしたBGMを聞きながら、みなさん集中して取り組んでいるのが伝わってきました。
さて次はどうしようか、と一緒に考えることもありました。

割りばしペンを使うと、画面に新たな変化がうまれます。
力を込めて、

細部まで丁寧に、仕上げていきました。

そうして、個性溢れる作品が出来上がりました。


お一人お一人の作品を、メインの井形さんが穏やかな語り口で紹介していきます。
自分の作品が紹介されると笑顔をみせる方もいらっしゃいました。

講座終了後、職員の方から嬉しいお言葉をいただきました。
初めて参加した方に感想を尋ねたところ、「楽しかった」という答えが返ってきたそうです。
この方が「楽しかった」と口にされたのは初めてだそうで、職員の方も嬉しかったそうです。
こういった感想をいただけると、私たちの次の活動への活力となっていく気がします。
次回は8月!
らふらんす大江の皆さんとお会いできるのがとても楽しみです。




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