【満員御礼】臨床美術体験講座「透かし窓に描く月光にススキ」
2017年7月12日
≪クリニカルアートやまがた 主催 臨床美術体験講座≫

秋にぴったりのアートプログラムを、一緒に楽しみませんか?
自分だけの秋の名月を制作します。
美術が苦手だって大丈夫!スタッフが丁寧にサポートします。
この機会にぜひ、臨床美術体験!
参加お待ちしています。
「透かし窓に描く月光にススキ」
【日時】2017年9月10日(日)10時~(2時間程度の講座時間です)
【場所】東北芸術工科大学 アトリエ棟3階(大学南側、こども芸大付近)
【参加費】1500円
【対象】どなたでも(小学生以上)
【定員】20名 定員に達しましたので、申し訳ありませんが申込みを締め切らせていただきます。
【申し込み・問い合わせ】
TEL:080-8224-1604
E‐mail info@clinicalart-yamagata.jp
【申し込み締切り】8月31日(木)
【依頼講座】らふらんす大江に行ってきました!①
2017年6月14日
2017年6月9日(金)
総合福祉施設 らふらんす大江
プログラム「カラフルリズム」
素晴らしい青空の下、雪の冠を戴いた月山や朝日連峰、雄大な最上川、木々の緑を楽しみながら大江町に向かいました。
今年度、1回目の講座は「カラフルリズム」というプログラムです。
今日は白い画面ではなく、クルミ色の紙面を使います。その上にさらに構成したり、線を描いたり…変化に富んだ画面ができあがります。



ゆったりとしたBGMを聞きながら、みなさん集中して取り組んでいるのが伝わってきました。
さて次はどうしようか、と一緒に考えることもありました。

割りばしペンを使うと、画面に新たな変化がうまれます。
力を込めて、

細部まで丁寧に、仕上げていきました。

そうして、個性溢れる作品が出来上がりました。


お一人お一人の作品を、メインの井形さんが穏やかな語り口で紹介していきます。
自分の作品が紹介されると笑顔をみせる方もいらっしゃいました。

講座終了後、職員の方から嬉しいお言葉をいただきました。
初めて参加した方に感想を尋ねたところ、「楽しかった」という答えが返ってきたそうです。
この方が「楽しかった」と口にされたのは初めてだそうで、職員の方も嬉しかったそうです。
こういった感想をいただけると、私たちの次の活動への活力となっていく気がします。
次回は8月!
らふらんす大江の皆さんとお会いできるのがとても楽しみです。




【依頼講座】宮城県七ヶ宿町に行ってきました!①
2017年5月24日
2017年5月20日(土)
依頼講座 宮城県七ヶ宿町社会福祉協議会
会場 湯原コミュニティーセンター、七ヶ宿町高齢者センター(関)
プログラム「イチゴの水彩画」
空の青と木々の緑がまぶしく感じるほど暑い日差しが降り注いでいました。会場に集まる皆さんからも「今日は暑いねぇ」という声が聞こえてきます。テーブルに用意された画材を見て「今日は絵の具使うの?うわぁ~子供の頃以来だから私描けないやぁ…」湯原では水彩画はこれが初めて。皆さん不安そうな表情です。


そこにモデルのイチゴが登場すると表情は一転!甘酸っぱくてみずみずしいイチゴが皆さんを笑顔にしてくれました。

真っ白だった画用紙が色づいていくと皆さんの筆も進みます。思い通りの形にならないもどかしさと意図しない形と色のコントラストに一喜一憂しながらイチゴが描き出されていきました。




完成した作品が壁に貼り出されるとお互いの作品を褒め合う声が聞こえてきます。「みんな違くて良いんだから。答えなんてないんだよ」参加者の一人がそうつぶやくとみんなが大きくうなずいていました。どの作品のイチゴもみずみずしくてとても美味しそうです。




午後の会場の皆さんは、スイカに続き2回目の水彩画です。メインの話に耳を傾けながらも、独自の世界観で制作に集中しています。中には迷いながら色を選んだり、筆を置いたりしている人もおりましたが、同じテーブルの方々でお互いに声をかけあいながら制作を進めていました。


終始穏やかな雰囲気の中で制作したからでしょうか、とても優しい配色の作品に仕上がっていました。「難しかったや~」と言いながらも皆さんの表情はどこか誇らしげです。





どちらの会場の作品もみずみずしくて美味しそうなイチゴばかりです。「甘酸っぱい青春の味がしそうですね」と声をかけると「青春はこれからよ」と笑われてしまいました。高校生に負けないくらいはじける笑顔に出会えた一日でした。
写真提供:七ヶ宿町社会福祉協議会
【依頼講座】宮城県七ヶ宿町へ行ってきました!④
2017年4月2日
2017年3月25日(土)
依頼講座 宮城県七ヶ宿町社会福祉協議会
会場 湯原コミュニティーセンター、七ヶ宿町高齢者センター(関)
プログラム「立体 かぼちゃ」
前日から降り出した雪と冷え込みで山々の木々もうっすらと雪化粧し、晴れているのにまだ風はちょっと冷たい日でした。湯原、関の両会場には、臨床美術を心待ちしてくださっていた皆さんが、開始時間よりも早々においでくださいました。
今年度最後のプログラムは「立体 かぼちゃ」です。まずは、かぼちゃの観察から。手にもって重さを感じたり、皮の硬さやゴツゴツした感触、表面の色をじっくりと観察しました。


観察しながら、「こんなにじっくり見たことなかったわ。」「どっちに花が咲くんだっけ?」「この辺は、サルが出てね。かぼちゃが実と抱えて持っていくから作らないのよね。」等しばし、かぼちゃ談義に盛り上がりました。
次は、材料づくり。新聞紙を破ったり、くしゃくしゃに丸めたり、るくる棒状にしたり、ねじったりと指の運動もかねて行いました。



材料が整ったら、さっそく形作りに挑戦です。湯原講座は初めての立体ものなので、扱いにちょっぴり戸惑い気味。「これは大変だわ。」「難しい。」とつぶやきながらながらも、ぐっと握ったり、机に押し付けたりしながら形を作っていきました。関講座は「新聞紙は、たけのこでやったのよね。」と余裕の表情で取り組み始めました。
しかし、作り始めると、形を整えるのに意外と力が必要なため、立ち上がって奮闘する方々も。「形を作るのにがんばって、汗が出てきた。」「実際のかぼちゃを作るよりも手がかかるのね。」皆さん夢中になって形を作り上げました。
最後は、和紙で仕上げます。皆さん思い思いの色を重ねていきます。



出来上がったかぼちゃは、ゴツゴツ感表現したかぼちゃ。リアリティを追及したかぼちゃ。透かし和紙工夫してドレスをまとったようなかぼちゃ。など皆さんの個性があふれた、世界に一つだけのかぼちゃができ上がりました。


鑑賞会でも、一人一人のがんばりにあたたかい拍手が送られました。すてきなかぼちゃが、さるに持ち逃げされないか心配です。


出来上がった作品は、ぜひご家庭の目立つところに飾ってくださいね。パワーあふれる湯原・関の皆さま、5月にまたお会いしましょう!楽しみにしています。
写真協力:七ヶ宿町社会福祉協議会
【依頼講座】@河北町 サハトべに花に行ってきました!
2017年3月21日(火)
河北町 サハトべに花
プログラム「植木鉢に描く地中のアナログ画」
まだ肌寒い春分の日の翌日。河北町役場よりご依頼いただき4回目の高齢者対象の講座を担当させていただきました。今回の参加者は25名。開始30分前から来場された方もいました。4回全て受講したという方もいましたよ。講座への期待が伺われます。

これまではりんごやかぼちゃといったモデルを描く「具象画」ばかり。「抽象画」は今回初めての取り組みです。「皆さん何の種だかわかりますか?」メインの問いかけに「マリーゴールドかしら?」「これは知っているわ!アボカドでしょ」とあちらこちらから楽しそうな声が聞こえてきました。たくさんの種や根を前にすると、地中へのイメージも膨らみます。



種、土、根・・・個性豊かな地中の様子が植木鉢に表現されていきました。話し声ひとつ聞こえない時間もあり、集中している様子が伺われます。中には子供の顔や野菜等を描かれた方もいましたよ。

いよいよ鑑賞会です。スタッフが準備した手作りの雛壇に次々と作品が展示されると、会場から歓声が聞こえてきました。


メインが1つ1つの作品を手に取ると、はにかみながらも嬉しそうに手を挙げ下さいました。「いい色だね」「可愛らしいこと」会場からは自然とお互いの良いところを褒め合う言葉が聞こえてきました。

「家に帰ったら何を植えようかしら?」ほのぼのとした雰囲気の中、作品を手に皆さん笑顔で会場を後にされました。
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