日々の活動Blog

【依頼講座】@河北町 どんがホール行ってきました!

2016年3月7()
河北町 地域交流センター どんがホール

プログラム「かぼちゃを描く

 

脳いきいき『クリニカルアート教室』ということで、河北町健康福祉課健康づくり係様の『健康マイレージ事業』にお招きいただきました。

場所は河北町地域交流センターどんがホール。

『どんがホール』は総合子育て支援センターも併設されています。ラウンジはお年寄りや学生さん、多くの方が利用されていました。

当日は雨模様の天候にもかかわらず、クリニカルアート教室にも定員20名の募集に対して、26名のご参加をいただくこととなりました。
多くの皆さんに迎えていただけることを非常にうれしく思いながら講座をスタートしました。

さて、今回のプログラムは『かぼちゃを描く』。

臨床美術の最大の特色は、目に見えるものだけを写すのではなく、そのものに触れて感じて匂いをかいで…五感を使って総合的に作っていくというところにあります。
参加者の皆さんには目の前にあるかぼちゃのモチーフに触ったり匂いをかいだり、時間をかけて感じていただきました。
これまではただの食べ物としか思わなかったかぼちゃが、だんだんと親しみを感じられるようになってきます。

  

制作も進んでいくと参加者のみなさんの気分ものってきます!
かぼちゃの個性的なヘタを表現される方がいたりと、皆さん作品にワンポイント!アクセントをつけたりしながら制作を楽しまれていました。

ここまで一生懸命育てるように描いてきたご自身のかぼちゃ、制作の最後までおどろき!な展開を楽しみつつ、臨床美術ならではの醍醐味を感じていただけたようです。

出来上がった作品を壁に貼って鑑賞会!すべての作品が並んだ様子はいつ見ても壮観です。

鑑賞会では、参加者の皆さんすべてがご自分の作品に一言ずつコメントを述べられました
この日は26枚。ひとつひとつの絵も立派な作品ですが、こうして並んだすべての作品が一期一会、一つの大きな作品なのだと思います。

この日参加された皆さんは立派なアーティスト!

最初 集まられたときは正直、これから何をするのか知らないで参加される方もいます。
でも、最後にはみなさん笑顔!

「初めての参加だったけれど、とても楽しく描くことができました。また参加したい!」
「だんだん楽しくなり、良かった」
「目配り、気配り、たくさんの援助ありがとうございました。私の宝物、作品ができました」

前向きな、嬉しい感想をたくさんお聞きすることができました。
臨床美術のプログラムを体験することによって、皆さんの生活がちょっとずつ豊かになっていければいいなと思っています。

また、臨床美術を通して河北町の皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

最後にこの場をお借りし、河北町健康福祉課健康づくり係の皆様に御礼申し上げます。
ありがとうございました!

【レポート】やまがた市民活動まつりに参加してきました!

2016年2月21日(日)
第8回 やまがた市民活動まつり(主催:山形市市民活動支援センター連絡協議会)
山形市 霞城セントラル1階 アトリウム


昨年に引き続き、今年も参加してきました!「やまがた市民活動まつり」についてのレポートです。
山形市はじめ、周辺の市や町で活動しているNPO法人や市民団体が、日頃どんな活動をしているかを紹介するイベントです。
自身の活動紹介はもちろん、他団体の活動を知る、そして沢山の方とも出会える、貴重な機会です。

私たちクリニカルアートやまがたも、市民活動PRブースにて出展。
そして今回は、ぜひ画材にも触れていただく機会を!ということで、オイルパステルを使った無料のミニワークショップも行ってきました。

展示を見てくださった方にお声がけすると、臨床美術については初めて知った!という方がほとんど。
こちらも臨床美術のことについて少しでも知っていただこうと、今年度の活動の様子もご紹介しつつお話をしました。
なかには、りんごの量感画の作品を見て「これ、TVで見たことあるわ!」とおっしゃってくださった方も!話も盛り上がります。
絵は苦手なの…とおっしゃる方でも、上手下手は全く関係なくできるものだということをお話しつつ、ワークショップにお誘いしました。


今回のワークショップでは、 オイルパステルを何色も重ねていくことで生まれる重色の美しさ、重ねたパステルを定着する過程で出てくる画面のマチエール(絵肌)が、制作する人それぞれで違って面白い作品ができるプログラムを実施。
単純に色を重ねていくことで、大人の方なら童心にかえっていくような…不思議と夢中になってしまうプログラムです。

「すごく良い色になってきましたよね~」「最初に塗った赤がポイントになってて素敵です!」
制作を楽しみながら、作品の良さをお伝えしながら会話も楽しんで…臨床美術は制作を通してのコミュニケーションも重要なポイントです。
描くごとに変化していく画面の表情に面白さを感じながら、みなさん描く手が止まりません。 本当に「やめ時」を迷ってしまうプログラムです。
ご夫婦で体験してくださったお二人。最後に記念にパチリ!お二人とも、油絵のような重厚感のある、とっても素敵な色合いの作品となりました。
小さいお子さんから、ご年配の方まで、様々な方に体験していただきました。

まだまだ山形では知って下さっている方が少ない臨床美術。地道に活動を続けていくことが何より大切!ということを改めて感じた今回でしたが、展示やワークショップを通して、臨床美術ってどんなもの?ということが少しでも伝われば…興味を持ってくれる方が一人でも増えてくれたらいいな、と感じた一日でした。

これからもメンバー同士協力し合いながら、活動を続けていきます。

出展にあたりお世話になりました、市民活動支援センター連絡協議会様にこの場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました!

【依頼講座】宮城県角田市に行ってきました!

2016年2月16日(火)
宮城県角田市 角田自治センター
プログラム「かぼちゃを描く

2016年も始まってすでにもう2月の半ば。クリニカルアートやまがた2016年始まって最初の講座は、かねてよりご依頼を頂いていた宮城県角田市 角田自治センターでの体験講座です。
こちらの自治センターでは、「いきいき笑楽校」という名で、地元の方たちが様々な講座を受け楽しんでらっしゃいます。
今回は、参加者64名というクリニカルアートやまがたの活動始まって以来、大人数での臨床美術体験講座!
参加者のみなさんの講座に対する期待はとても大きいとのことを事前にお聞きし…スタッフ一同、気合が入ります。
 
今回のプログラムは「かぼちゃを描く」です。
モチーフのかぼちゃを目の前に、かぼちゃの話で盛り上がりつつ、興味を膨らませながら制作をスタートしました。

制作中もみなさん大変パワフル!「絵なんて久しぶりに描くわ~!」と、どんどん制作にのめりこんでいきます。
オイルパステルを重ねることで生まれる素敵な色使い。形の面白さ。
「あら~あなたの良いじゃない!」と、参加者の方同士で自然と褒めあう言葉も聞こえました。

制作の熱気あふれる会場内!みなさんの制作中のパワーに負けじと!スタッフの私たちも、力がこもります。
普段あまりちゃんと見ることのないものも、じっくりと眺めて、触ってみながら描いていくことで、作品にも心がこめられ、自分だけの素敵なかぼちゃになっていきます。


いよいよ作品の完成です!
最後は恒例の鑑賞会。

色合いや、かぼちゃの表面の細部もしっかりと見て、さらに重さ、味も!それぞれのかぼちゃの表現から、みなさんの思いがあふれています。
「かぼちゃのお尻の部分が黄色いのはね、お天道様が当たってないからなのよ~」とそれをしっかりと描いてくださった方も!
作品のポイントを説明してくだる姿は恥ずかしがりつつも、とってもみなさん、素敵な笑顔!です。


一番最後には、2月のお誕生月の方の作品を改めて全体でご紹介。
「大迫力のかぼちゃ!」「春らしい色味を感じますね~」
ひとつひとつ作品紹介するごとに、自然と拍手が!
お互いに作品の良さを味わうこの鑑賞会の時間が、本当に大事な瞬間です。和やかな時間をみなさんと共有し、講座も大盛況のうちに終えることができました。
講座を終えられた後の参加者のみなさんのいきいきとした晴れやかな笑顔が、大変印象的でした。

自治センターのスタッフの方々にも「自分の作品の良いところを褒めてもらえるなんて、めったにないことで、嬉しいですよね!」とお話をいただきました。

私たちスタッフ一同も、これまでの体験講座とはまた違う、貴重な経験をさせていただいたと感じます。
ご依頼いただきました角田自治センター様、この場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました!

【レポート】主催体験講座「短冊に雪を描く」開催しました!

2015年12月6日(日)
東北芸術工科大学 アトリエ棟
プログラム「短冊に雪を描く」

今年もあっという間に12月を迎えました。
例年より雪の便りが遅い山形…しかし、講座の数日前にはようやく みぞれまじりの雪が降りました。
講座当日には大荒れの予報…とはならずで、ほっと一安心。
今回は、冬にぴったりのプログラム「短冊に雪を描く」です。
さて、どんな作品に出合えるでしょう…?

山形市にお住まいの方や、米沢市、天童市、白鷹町など… 山形市外からもお越しいただいた今回の参加者のみなさん。
雪にまつわる言葉や、印象的な雪の降る情景など、様々イメージを思い描きつつ制作をスタートです。

しんしんと降る雪。
どかっ!っと降る雪。
春先に降る、ぼた雪…

さすが、雪国 山形にお住いのみなさん!いろいろな雪の表情をご存知です。
雪に対する思いが作品にこめられ、作品の様子もどんどん変化を遂げていきます…

さぁ作品の完成!鑑賞会の始まりです。


どんな情景を描いたのだろう?と想像を掻き立てられる、とてもモダンで素敵な作品がずらり!
みなさんの雪のイメージが、短冊に目一杯表現されています。

「屋外での仕事なので、そこで感じた雪の風景ですね」
「桜の時期に雪が降った年があって…その時の情景なんです」
「月がきれいな夜に、さぁーっと吹雪が…その時の様子が忘れられなくて…」
「冬のあったかい明かりをイメージしました」
作品に込められた思いを参加者のみなさんにお一人ずつお伺いしながら、作品をお互いに味わいました。

参加者のみなさんの感想をご紹介します。

「芸術にふれる機会はめったにありませんでしたが、今回は自分が芸術家にでもなったような気持ちがして大変楽しかったです。大変勉強になりました。いろいろな事を想像するのが良いなぁと思いました。」(40代、男性)
「身近な材料で、いつも気づかずにいたり使っていない神経を使えることに気づきました。」(50代、女性)
「完成が偶然の重なりで予測できないで作成していくことが心地良く感じる。様々なイメージを広げながら没頭できることが楽しいと思う。」(50代、女性)
「冬の季節ならではの企画。良かったです。楽しかったです。冬をじっくりアートで味わう貴重なひと時でした。冬は雪かきや雪下ろしの事を考えると暗い気持ちになります。冬が来たな~やだな~の気持ちが軽くなりました。」(40代、女性)
「息子が楽しそうに作っている様子が嬉しかったです。私も日頃のストレスが吹っ飛びました。また、機会があれば親子でぜひ参加したいです。」(40代、女性  6才 男児)
「あまり深く考えずにやることで気分転換をしているので、指導を受ける心地良さを実感しています。いつも仕事で指導をする立場でいるので、講座では指導を受ける立場になれて、言葉づかいなどたくさん勉強になります。」(50代、女性)
「一期一会のみんなで創るアート。この会自体がひとつのアート作品と言えるのではないかと思います。共感の輪をひろげられればいいと思います。」(50代、男性)

本格的な冬を迎える前に、冬に向かうちょっと重苦しい気分をを少しだけでも軽く、あったかい、ほっこりした気持ちになるような和やかな時間となりました。
寒い中でしたがが、早朝よりお集まりいただいた参加者のみなさま、ありがとうございました!

今年度中の主催体験講座は今回で終わりです。
次回は来年度…暖かい時期になってからの開催予定です。
お楽しみに!

【レポート】依頼講座・宮城県七ヶ宿に行ってきました!②

2015年11月9日(月)

依頼講座 宮城県七ヶ宿社会福祉協議会

会場  七ヶ宿高齢者センター

プログラム「アジの干物を描く」

 

今年度2回目の講座です。

8月に訪れたときは深緑だった山々も、見事に紅葉し、赤く燃えるよう!

車を走らせると気分も高揚!一路、会場の高齢者センターへ…

今回のプログラムは「アジの開きを描く」。

いつもはすぐに焼いて食べてしまうアジの開きも、今日はじ~っくり観察して・・・、制作スタート!

 

身も厚く、大きなアジ!!

 

臨床美術の講座を、皆さん毎回楽しみにしてくださっているとのこと。

今回も、皆さんそれぞれ自分の作品とじっくり向き合って、どんどん意欲的に描いていらっしゃいました。スタッフの私たちも、描きたくなってうずうずしてしまうぐらい!!


作品が完成し、鑑賞会です。



画面にいっぱいに、いきいきと描かれたアジ。



肉厚な身、皮の美しい色合い、目の力強さ、光沢感、などなど…

どれも“味”のある“アジ”!!

 

今回も素敵な作品と、素敵な笑顔あふれる講座となりました。

次回の講座は3月。次はどんな作品と出会えるのか、楽しみですね。

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