日々の活動Blog

【レポート】臨床美術体験講座『 朝日 』を描こう 開催しました!

2015年3月7日(土)
東北芸術工科大学 本館 211教室

臨床美術体験講座
『  朝日 』を描こう

先日7日、私たちの活動をサポートしてくださっている東北芸術工科大学さんの教室をお借りして、体験講座「『 朝日 』を描こう」を開催しました!
今年度としては最後の講座、今回も小学生から大人の方まで、多くの方にご参加いただきました。

「最近早起きして、朝日見たことありますか?」
「元旦に初日の出見ましたか?  印象に残ってる朝日の情景とかあったりしますか?」
今回のメイン講師を務めた小関さんの気さくな話しぶり、案内に耳を傾けつつ、それぞれ朝日のイメージを頭に思い描き…制作が進んでいきます。



最初は緊張の面持ちだった参加者のみなさん。
「わくわくするようなピンクですね~」
「この色の重なり、素敵です!」
「元気が出そうな色!」
ご自分の制作に夢中になりながらも、スタッフや周りの方と声をかけあって交流しながら、硬い教室の雰囲気もどんどんほぐれていくようでした。

完成、そして鑑賞会!

本当に素敵な作品ばかりです!参加者のみなさんの思いがたくさん詰まった、朝日のある風景が出来上がりました。

参加者の方の感想を一部ご紹介します。(プログラムの内容には著作権があるため、制作工程がわかるような表記は変更させていただいております。ご了承ください)

「今日は自分を解放する時間と思って楽しみにきました。途中、作品も混沌としてきてモヤモヤしましたが、スタッフの方がタイミング良くほめてくださったり声をかけてくれたので、すっと気持ちが切り替えられて楽しくやれました。鑑賞する時間もとてもよかったです。皆さんの(作品)を見るのは面白いです」(40代女性)
「描くの(色をのせるところ)が、難しかったかな…。あ…こういう感じか、と確かめながら色をのせていったら、頭に浮かんだ朝日のイメージとどんどんかけ離れた感じなりましたが、楽しかったです」(40代女性)
「いろんな人の朝日が、一人ひとり全然違ってすごいなと思った。アクリル絵の具はあまり使わないから難しかったけど、自分の思った通りに、悔いなく描けたからすごく楽しかった」(10代女性)
「イメージ通りに作業が進んでいかない様を、どう楽しむかと最初は感じながら作業を進めていくうちに、『ま、いいか』と思うような感じになってきて、完成してみたらそれも、『ま、いいか』となっている体験は面白い。今回も貴重な体験をありがとうございました」(30代男性)
「朝日のイメージにつながる、最初のきっかけの描き方にサプライズがあり、とてもいいと思った。今の自分の表現がスムーズに出るのかな」(50代女性)
「楽しく参加することができました。ありがとうございました。またの機会があれば参加したいです」(20代女性)
「もともと油絵をやっていて、少し絵から離れていたので、今回久しぶりに絵を描くことができてうれしかった。アクリル絵は初めてでしたが、筆以外のもので描くところも楽しかったです」(20代女性)
「作品に優劣がないことを改めて感じました」(20代男性)
「スタッフの皆さんが親切にご指導くださり、楽しい時間を過ごすことができました」(50代女性)
「テーブルに一人、スタッフがついてくれたのが良かったです。画材の使い方など、細かいことが遠慮なく聞けました。朝日をイメージする時間がもう少しあれば良かったとも思いました」(50代女性)
「初めて参加しましたが、とても楽しかったです!こんなに周りと和気あいあいとできると思わなかったので、楽しめました!また今度は優しい色の作品を作りたいです!リベンジ!」(20代女性)
「やってみて大変変化のある作業で面白く、やみつきになるような。時間を忘れるくらい良かったと思います」(50代男性)
「一人ひとり表現があって、見ていて興味がわきました。無意識に表れてくるものが見えてきて、気づかされるところもあり、手段がぎこちないほどにそれらは隠しようもなく出てくるところが面白い」(30代男性)

楽しかった!との感想、他にも今後の参考になるような感想もいただきました。、次回につなげて行けたらと思います。
会場をお貸しくださいました東北芸術工科大学様、この場を借りて感謝申し上げます。

また来年度も年数回、体験講座を開催していく予定です。
次回の体験講座もお楽しみに!

【レポート】やまがた市民活動まつりに参加してきました!

2015年2月22日(日)
霞城セントラル 1階 アトリウム
山形市市民活動支援センター主催
「 いっしょに 考えて・ときめいて 第7回 やまがた市民活動まつり 」

常日頃、お世話になっている山形市市民活動支援センターさん主催の市民活動まつりに、初参加してきました。
山形市などで活動している市民団体が活動をPR・紹介するイベントで、さまざまな団体がロビーいっぱいに並んで大賑わいの中イベントがスタート!
私たちクリニカルアートやまがたも作品の展示を見ていただいたり、パンフレットなどをお渡ししながら、臨床美術の紹介を行いました。


ブースに来ていただいた方々にお聞きしてみると、臨床美術を知っている方はやはり多くはなく…、説明にも自然と熱がこもります。
上手・下手の概念は全くなく、制作を通して周囲とコミュニケーションすることを重要視すること、どんな世代でも楽しめるものであることなどをお話しました。

認知症予防ということからスタートしたことをお話すると、興味を持ってくださる方もたくさんいらっしゃいました。
以前、開催した婚活講座に「あの講座参加したかったのよ~!」とお話してくださった方も!
急きょ、オイルパステルを使ってクロッキー帳に実際に描き味を試してみたりすると、「これほしい!」とおっしゃる方もいました。

ミニワークショップを実施すればもっと多くの方に臨床美術の魅力を伝えられたのでは…と、またの機会に活かしたい反省もありましたが、作品を前にして、臨床美術はどんなものなのかを少しでも市民のみなさんにお伝えできたのではないかと思います。
活動紹介を通して、さまざまな方と触れ合うことができました。
今回このようなイベント参加の機会に恵まれ、大変有意義な時間となりました。
他にもこういったPRできるイベントに参加して、臨床美術を知っていただく機会を増やしていければと思います。

話を聞いてくださった市民のみなさま、ありがとうございました!

この場をお借りして、山形市市民活動支援センターのみなさまに御礼申し上げます。

【参加者募集!】体験講座『 朝日 』を描こう

【臨床美術体験講座】
♪♪『 朝日 』を描こう ♪♪

今年度、最後の体験講座のお知らせです!

朝日が稜線から顔を出す情景、時間の経過とともに色づいていくその光景の美しさを表現してみませんか?
絵が苦手でも、描いたことがなくても大丈夫。
想像を超えた「朝日」の風景が生まれます。
臨床美術士の案内で、どなたでも簡単に楽しく表現できます。
アクリル絵の具の鮮やかな発色、「そんな風に描くの?」と驚きの表現方法を楽しみながら制作してみましょう!

【臨床美術体験講座】 『 朝日 』を描こう
日時:3月7日(土)10時~12時  (受付 9時30分~)
会場:東北芸術工科大学 本館 2階 211造形演習室 (三角の屋根の建物です)
参加費:1,500円
定員:20名 (先着順)
対象:小学生以上どなたでも

参加される方の氏名、年齢、性別、連絡先電話番号を電話またはメールにてお知らせください。
〈お申し込み先〉
TEL   080-8224-1604   受付時間 9時~17時
Mail   info@clinicalart-yamagata.jp      (クリニカルアートやまがた  担当:安達  )
都合により、電話に出られない場合には、後ほどご連絡差し上げます。
申込め締切り   2月28日(土)17時まで
※定員に達しましたので、申込みを締切りました。

主催   クリニカルアートやまがた
協力  東北芸術工科大学美術館大学センター
後援  日本臨床美術協会
※「臨床美術」及び「臨床美術士」は、㈱芸術造形研究所の登録商標です↓↓クリックすると、チラシがご覧いただけます
150307『朝日』

【レポート】臨床美術でコミュニケーション☆『アートで話そう!』開催しました!

2014年12月21日(日)
男女共同参画センター ファーラ
プログラム『二人で描く 線と色の抽象画』

“婚活”をテーマに、アートを通して相手とコミュニケーションする臨床美術講座『アートで話そう!』を開催しました。
一般的な婚活イベントとは一味違った講座に、今回も多くの方にご参加いただきました。

ふたりずつペアとなって共同で描きながら、作品を作っていきます。
あいての一筆を受け入れ、それに応えるようにまた自分の一筆を加えていく…
このやり取りが、自分を受け入れ、相手を受け入れるコミュニケーションとなっていきます。
制作の途中、
「絵を描くなんて、小学生以来ですよ~抽象画、面白い」
「この色すてきですね~クリスマスの雰囲気!」
ペアになった方と、同じテーブルに座った方々と、自然とお互いを褒めあったり、声をかけ合う様子が見られました。

制作終了後には、恒例の鑑賞会です。

鑑賞会では、参加者のみなさんより、
「こんな作品にしてみたかった」「相手の方のこの部分が面白いと思ってこんな風に描きました…」など
制作中の思いを語ってくださり、相手を受け入れつつ、それぞれの皆さんの良さが作品に表れているようでした。


お互いの作品の雰囲気が自然と似てくるのも、このプログラムの面白いところですね。

制作、鑑賞会終了後には茶話会の時間も設け、ペアなった方以外の方とも作品を介して会話が生まれ、和やかな雰囲気となりました。

参加者の方の感想をご紹介します。
「2回目の参加でした。楽しかったです」
「思っていた以上に素晴らしい作品が完成できたと思っています。スタッフの方も丁寧に声掛けて頂けて楽しかったです」
「次回はいつですか?また参加したいです」

今回の講座もたくさんの方に好評いただきました。
アートを通して、本来の自分も表現しつつ、相手の方の良さも感じることができる、そんな良い機会となったのではないでしょうか。

多くの方がコミュニケーションを楽しめる機会を今後も作っていければと思います。

【レポート】依頼講座「りんごの量感画」in 河北町

2014年12月4日(木)
河北町 どんがホール
プログラム「りんごの量感画」

雪もようやく降り始め、いよいよ冬本番!となってきた頃、河北町役場健康福祉課さんのご依頼に応え、河北町どんがホールにて高齢者対象の講座を実施してきました。
昨年も同施設で講座を開催しており、「昨年も参加したのよ~」とおっしゃってくださった方もいました。
役場の方も急きょ参加していただきながら、講座がスタートです。

今回のプログラムは『りんごの量感画』です。
いまが旬で食べごろの美味しそうなりんご!五感を使って、りんごを思い思いに表現していきます。
最初は「こんな感じ…?」と不安げに手を動かしていた方も、周りの様子や、スタッフの声かけでだんだんと気持ちものって、制作に集中する様子が見られました。
「とっても重そうで、いいりんごですね~」「さわやかな味がしそう!」…と声をかけると、皆さんの顔もほころんでゆきます。
「あなたのりんご、いいわね~」と自然とお互いに褒めあったり、会話もはずんで笑い声も時折聞こえ、そんな制作の風景が印象的でした。

そして、完成!

さっそく鑑賞会です。

「でははじめに、〇〇さんの作品です…」と紹介が始まると、参加者の皆さんのほうから真っ先に拍手が!
作品の紹介をすると、制作した方もはにかみながらも本当にうれしそうなご様子。
会場全体が、参加者の皆さんお互いを受け入れ、作品の良さを味わっているような温かい雰囲気となっていました。
そんな雰囲気に、わたしたちメンバーも感激してしまいました。

参加者の方の感想をご紹介します。
「たのしい~たのしかった!いつまでも笑顔でいられそうです。初めての参加でした。また、何度でも参加したいです。」
「パステルの使い方がわかりよかった。絵はまったく描けないので心配していたが、誰でも出来る。楽しくあっという間の時間でした」
「心配しながらも、心わくわく、どんなことになるのかと思いました」
「頭の体操にもなりました」
「私にも出来たかなぁ?と喜んでいます。ありがとうございました」
「スタッフのみなさま、全員親切に指導してくださったのがよかった」
「ほめられながら、やる気がでてきた。今まで、こういう場に出たことがなかったけど、出席してみて大変良かったと思います」
「じっくり絵を描く機会もなくなり、今日は久しぶりに楽しく描くことができました。楽しい時間をありがとうございました。」

参加者の皆さんには寒さにも負けず参加してくださり、そしてこんなにも楽しんで満足していただけたこと、私たちクリニカルアートやまがたのメンバーも大変嬉しく思います。
このような場を作っていただいた河北町役場健康福祉課の皆様、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

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