【レポート】臨床美術×フェリシモ
2013年9月6日
ファッション、子供服から雑貨といった商品のオンラインショッピングサイトの「フェリシモ」では、臨床美術の教材を開発し通販商品として販売しています。臨床美術を気軽に体験していただける機会になるとおもいますので、クリニカルアートやまがたのブログでもでもご紹介したいと思います。
フェリシモは、2011年より「しあわせの学校」を始動し、イベントや講座などを多数実施しています。

その活動の一つで、文化的事業で震災復興支援を行う「しあわせのイベント・催事」を実施。この2013年8月~11月にかけても、各地での様々な臨床美術講座の実施を支援しています。
こころをひらく アートに親しむ 臨床美術体験2013
また企業力を活かして「500色の色えんぴつ」の開発。ちょっとお高いですが値段に見合う美しい色鉛筆は圧巻です。一つひとつの色に創造力が膨らむような素敵な色名が命名がされています。(ぜひ以下のサイトをご覧下さい)
500色の色えんぴつ
過去にこのブログでも、フェリシモさんがこの色鉛筆を使って開催したワークショップの様子をご紹介させていただきました。


臨床美術で使用する画材やこれまでフェリシモさんが開発した臨床美術の教材セットは、「お絵かき道具」というより、私たちの「五感を引き出す道具」と言った方が良いかもしれません。また一人ひとりの創造性に着目したプログラムは、いわるゆ一般的にイメージする「お絵かき」と違い、上手に描くことが目的ではなく、描く前に「対象を五感で感じる」ことを重要視しています。感じたことを表したものがたまたま「作品」というものになる、そんな感覚に近いかもしれません。
臨床美術の世界をお伝えできる機会が増えていきそうで、わたしたちクリニカルアートやまがたメンバーも今後のフェリシモさんの活動に着目していきたいと思います。
樋口雅子(クリニカルアートやまがたメンバー)
【レポート】臨床美術講座「土偶」
2013年8月12日
ちょっと遅くなってしまいましたが、2013年6月14日に、ケアハウス「らふらんす大江」(大江町)で開催した臨床美術講座「土偶」のご報告を。
同施設での臨床美術講座は、2012年より開始。年間3回実施し、今回で4回目です。初めて利用者の皆さんにお会いした時は、お互いの緊張があったせいかなんとなく目線が合わない雰囲気がありましたが、今ではワクワクした笑顔でテーブルに座り、講座が始まるのを待っていて下さいます。
挨拶もそこそこに早速講座を開始。今回のメイン講師はクリニカルアートやまがたメンバーの草刈さんです。まずはアイスブレイクで体操を行いました。体全体にギュっと力を入れて縮んで〜、つぎにパッと体をのばして〜の動きをを繰り返します。体や肩がリラックスしてきます。

さて。緊張もほぐれたところで制作開始。みなさんにさまざまな土偶の写真を配り、まずは土偶とはどんなものかイメージを膨らませてもらいます。土偶のかたちや模様は思ったより様々です。

資料写真を片手に、土偶の説明をする草刈さん。いろんな土偶の写真を用意してきて下さいました。参加者のみなさんは説明を聞きながら、手元の土偶の写真を熱心に見入っています。

今回の土偶は、ただの土偶ではありません。自分の願いを込めた「願いの石」を埋め込んで作ります。そこでまず「自分の石」を決めます。同施設のスタッフの方が近くで集めて下さった様々なおおきさや形の石の中から、自分の気に入ったものを選んでいるところです。写真はいつも仲がよいお二人が、一緒に石を決めているところです。

次に石に願いを込めます。両手の中に大切に石を握り願います。その様子があまりにもキュートなため撮影してしまいました。これまでも素敵な作品の数々を制作して下さいましたが、今回もどんな土偶を作って下さるのかとても楽しみです。

願いの石を粘土の中に入れて、ギュ〜っと握ります。

めり込んだ指や平らな手のひらの形が粘土に残り、これからどんな模様を描こうか、想像力がわいてきます。

その形を活かして土偶に文様や顔を刻み込んでいきます。握った形をいかして模様を入れる方法を説明する草刈さん。

みなさん、どんな形に握ったかな?と見回してみました。こちら、どれか1個に石が入っています!たくさん願いが叶いそうですね。なかなかいいアイディア。

こちらはスライムのようなポテッとした土偶。七夕の時にお願いした事を思いだして石に願いました。願いの内容は秘密です。

こちらのかわいらしい土偶。作っている方に似てるかもとメンバー&スタッフで評判になりました。

一見、「たいら」に見えるこの土偶にもちゃんと石が埋められています。

1時間半にもわたる講座でしたがあっという間でした。集中して作業したのでお疲れになったのではないかと思います。

以下は今回のみなさんの作品です。説明しきれないたくさんの魅力的な作品が完成しました。一つとして似ている作品が無いという事もありますが、作られた方にどの土偶もなんとなく似ている気がします。不思議ですね。。

樋口雅子(クリニカルアートやまがたメンバー)
【レポート】すいかの暑中見舞いを作ろう!
2013年8月8日



8月3日(日)に東北芸術工科大学アトリエ棟で実施した臨床美術の体験講座「すいかの暑中見舞いを作ろう!」のレポートを同大学の生涯学習プログラムのブログにアップいただきました!
クリニカルアートやまがたとしては初のお子さんを対象にした講座。前回のきゅうりに続き、瑞々しさたっぷりの採れたて東根産スイカをテーマに、子どもたちは、小さな身体で大きなスイカの重たさを感じたり、実際に食べてみて甘味や瑞々しさを感じたり、スイカの繊維までをよく観察して、一つひとつ描きました。ぜひご覧下さい。
http://plusart.tuad.ac.jp/blogdetail/2132/
【募集】小学生対象!「スイカの暑中見舞いを作ろう!」を8/3(土)に開催!
2013年7月16日
クリニカルアートやまがたでは、小学生を対象とした臨床美術講座を開催します!
スイカの味ってどんな味?スイカの匂いってどんな匂い?いつもとは違う描き方でスイカを描いて、暑中見舞いを作ってみよう!
◎「スイカの暑中見舞いを作ろう!」概要
日時:2013年8月3日(土)10:00~12:00 (受付9:30〜)
会場:東北芸術工科大学 アトリエ棟
住所:山形市上桜田3-4-5
定員:30名
参加対象者:小学生(低学年の人はおうちの人と来てください)
参加費:1000円(材料費代)
服装:よごれてもかまわない服装で。
申込締切:2013年7月26日(金)まで
◎ 臨床美術とは
独自のアートプログラムに沿った創作活動を通して右脳を活性化し、私たちの脳と心をときほぐしていくものです。認知症の症状緩和や予防、教育や福祉の分野でも評価を得ています。
◎お申込み
参加される方の氏名、年齢、連絡先電話番号を、電話かメールのいずれかの方法で、クリニカルアートやまがたまでお知らせください。
TEL:023-627-2091 (担当:樋口)
◎チラシ(クリックすると大きくなります)

主催:クリニカルアートやまがた
協力:東北芸術工科大学美術館大学センター
後援:日本臨床美術協会
◎会場のご案内

※「臨床美術」及び「臨床美術士」は、日本における(株)造形芸術研究所の登録商標です。
【レポート】きゅうりの量感画を描こう!(7月14日)
2013年7月15日



先日、2013年7月14日に東北芸術工科大学で開催した臨床美術講座「きゅうりの量感画を描こう!」の様子を、同大学の生涯学習プログラムのブログで紹介していただきました。
クリニカルアートやまがたでは、参加対象者を「どなたでも」としていて、1つの講座に大人から子どもまでが一緒に参加しています。
大人だから、子どもだから、という考えは必要ありません。それぞれ、その人が感じた感覚できゅうりを描いて「なかなかイケる!」と思える。そして世代を超えてお互いの表現も「すてきだな」と思うことができる。知らない人同士が講座を通じてわかり合えたり繋がったりすることも、臨床美術の特徴です。
レポートでは、そのなごやかな様子が取材されています。ぜひご覧下さい!
http://plusart.tuad.ac.jp/blogdetail/1777/
参加者のみなさんの感想を一部ご紹介します!
「“色を重ねる”、“色を押し込む”というのが、できそうで、なかなかできないなぁと思った。今度は、おっかなびっくりすることなく、これを使ったらどうなるんだろう?と楽しい気持ちを持ちながら、描いてみたいと思った。また参加したい」(30代/女性)
「目で見ている以外にも、質感や味、匂いを意識して描いたのでとても頭を使った気がする」(20代/女性)
「思うように描けなかったところもあったが、初めての体験だった。楽しい楽しいひと時だった。色づかいが難しかった」(60代/女性)
「楽しかった!脳が若返った感じ!また、描きたい」(60代/女性)
「充分リフレッシュできた。何を表したいのか、こだわることの大切さを知った」(40代/男性)
「絵を描くことが楽しい!こんな表現もいいよね!という気持ちを伝えてほしいので、そんな機会をつくっていってほしい。ぜひ、たくさんの子どもたちに向けて活動してほしい」(30代/女性)
次回講座をお楽しみに!!
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