日々の活動Blog

【依頼講座】宮城県七ヶ宿町へ行ってきました!⑤

2018年11月3日(土)
依頼講座 宮城県七ヶ宿町社会福祉協議会
会場 七ヶ宿町高齢者センター(関)
プログラム 「ガーベラの観察画」

窓の外は銀杏が黄色く色づき、赤やオレンジと木々が競いあう美しい景色が広がる七ヶ宿町。本日は午前1期生、午後3期生の2回講座です。今回のテーマは「花」です。「どんなお花が好きですか?」という問いかけに、「全部!!」と即答。皆さんお花がお好きなようです。今、季節は秋ですが今回のモチーフ「ガーベラ」は春の花です。これから晩秋・冬と、道端や庭に花の少なくなる季節…ガーベラの作品をお部屋に飾って、あたたかな春を待っていただけたら素敵ですね。

制作に入る前に少し肩慣らしをして色の重なりを試してみました。オイルパステルの中にはない、新しい深みのある色が生まれてきました。こする。白を混ぜる。いろいろな色を試してみます。

へえーこんな色になるんだね~と。あらためてオイルパステルの重なりを味わっていただきました。

さて、いよいよガーベラの観察です。社協さんにご用意いただいたガーベラは生き生きとしたピンク・黄色・オレンジの3色です。普段花を見るのとはちょっと見方を変えて花の蜜を吸う虫の気持ちになってみます。ひとつひとつ色あいや花びらの重なり具合が異なり、花にもそれぞれ個性があるのですね。

虫めがねを持ってまるで生物学者になったような眼差しで花の中心をじぃーっと見つめて

 「花のまん中ってこんなふうになってるんだ」…とあらためて知る、驚きと喜びの表情。皆さんの目がキラキラしています。

ガーベラの花の色の不思議さをオイルパステルを重ねながら、オイルパステルの中にはない色で表現していきます。

やさしい色あい。あざやかな色あい。深い深い色あい。

じっくりとした観察。オイルパステルでの表現。そしてまた観察。「花を描くなんてむずかしい」と制作に入る前に言っていた参加者さんもガーベラの花に魅せられて夢中になって色の重なりを楽しんでくださっているのが伝わってきました。

細かいスクラッチや花びらを描き入れるとガーベラがより生き生きとした表情になりました。完成です。

台紙の色も貼り方も皆さんいろいろ。台紙も含めて花の広がりを感じる作品に仕上がりました。

今日の青空もいっしょに入り込んでいるような作品です。小春日和の中皆さんのガーベラの花がぱぁーと咲いて室内がはなやかになりました。

次回は3月です。春の訪れを告げる草木の芽吹きを感じられる頃。また皆さんにお会いできることを楽しみにしております。

写真提供:七ヶ宿町社会福祉協議会

宮城県山元町に行ってきました!

10月27日(土)山形から山を越えて・・・宮城県山元町へ行ってきました!山元町はいちごの産地で有名ですが、実はりんごの名産地でもあるんですよ。今回はここ山元町でみやぎ臨床美術と「つながる」会とクリニカルアートやまがた合同による臨床美術講座を実施することになりました。

講座に参加してくださるのは、NPO法人ポラリス(http://www.polaris-yamamoto.com/)の皆さんです。本日は「ポラリス2018アートな秋の交流会~ワークショップ&芋煮&映画上映」です。芸術の秋と食欲の秋の両方が楽しめる贅沢な一日。お招きいただきありがとうございます。プログラムは山元町産のりんごをモデルに描く「りんごの量感画」です。ポラリスの皆さんは普段からアートワークをされていらっしゃいますが、臨床美術講座は初めてとのこと。どのような作品が出来上がるのか楽しみですね。

今回使うオイルパステルは、なんと新品!というわけでまずはポキポキと折っていただきました。新品ならではの醍醐味ですね。皆さん最初は躊躇していましたが、折り始めるとなんだかとても楽しそう。見ている私たちも思わず笑顔になりました。

オイルパステルとりんごを手に微笑む美しい女性は、午後に上映される「愛のレシピ~卵ランド~」の主演女優いずみひなさんです。(http://recipe-of-love.centurypro.info/cast/)臨床美術講座に参加してくださいました。

早速オイルパステルの描き心地を体験してみましょう。横にして使ってみたり、指でこすってみたり・・・皆さん思い思いに色を塗り重ねていきます。

時々何色を使おうか迷う場面もみられましたが、皆さん手を止めることなくりんごを描いていきます。「いい色ですね」サブスタッフの声がけに少し照れ笑いしながらも、黙々と描いてくださいました。

芋煮づくりを終えたご家族の皆さんが割烹着姿で会場へ入ってきました。「一緒に描いてみませんか?」と声をかけると、ニッコリと頷き一緒に描き始めました。親子で制作するアートな時間いいですね。

魅力的なりんごの数々・・・作品の完成です!あえて赤を使わず描かれたりんご、内側から甘味がにじみ出ているようなりんご、ぎゅぎゅっと美味しさのつまった重みのあるりんご・・・どのりんごも山元町の魅力溢れる作品に仕上がっています。

鑑賞会のスタートです。手元で見ていた作品がホワイトボードに貼り出されました。離れてみると色の深みが一層増して見えますね。メインが1つ1つ作品を見ていくと会場からは自然と拍手が聞こえてきました。お互いの作品のいいところを認めあうポラリスの皆さんのあたたかい雰囲気が伝わってきました。

臨床美術講座の後は、お待ちかねの昼食です!なんとご用意いただいたのは「山形芋煮」です。山元町の野菜と山形の牛肉のコラボメニューなのだとか。柔らかく煮込まれた里芋と牛肉の旨みがしみ込んだ美味しい芋煮にお腹も心も満たされました。ご馳走さまです。

ポラリス代表の田口さんに山下駅前の壁面アートのお話を伺いました。2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた山元町。その後、復興に向けて取り組む中で〝障害のある人とともにいきるまち、はたらくまちをつくる応援がしたい”という思いを持つ企業の方から「山元が元気になるアート」をテーマにした壁面の制作を依頼され、ポラリスと地域の方々と一緒に描いたものなのだそうです。東北に伝承されるキリコ技法で表現された山元の魅力の数々。「Happyやまのもと」と題された壁面アートは駅を行き交う人々の目に触れて元気を与える存在になっていると感じました。

駅の看板の下に目を向けると・・・

植木鉢にポラリスの皆さんが描いた作品を発見しました!思わずほっこりとあたたかい気持ちになります。アートは人を和ませる力があることを再認識させられました。楽しい時間を提供くださいましたポラリスの皆さん、講座をご一緒しましたみやぎ臨床美術と「つながる」会の皆さん、そして華を添えていただきました女優のいずみひなさんありがとうございました。

【依頼講座】らふらんす大江に行ってきました!③

2018年10月12日(金)
総合福祉施設 らふらんす大江
プログラム名「紙やすりに描くラ・フランス」

今年度最後の講座に行ってまいりました。
  
「今日は秋の果物を描きます。さて、何でしょう?」・・・「ラ・フランス!!」
すぐに当てられてしまいました。
らふらんす大江のみなさんが日々活動されている部屋の窓からは、目の前にラ・フランス畑が見えます。新芽の季節から収穫まで、成長を見続けているのですから当然ですね。
…という訳で、モチーフのラ・フランスも、らふらんす大江様より採れたてを提供していただきました。

大きさや手触り、色や匂い。じっくり確かめた後に、紙やすりにもたっぷり目を向けてもらいます。ザラザラ感、茶色いところも似てるね~。観察の時間をたっぷりとったら、いよいよ制作に入っていきます。
 

まだ食べごろではないため、今日は試食はできませんでしたが、みなさん味はしっかり覚えているのですね。
重なったたくさんの色合いは溢れそうな果汁のよう。

今日は色々な画材を使って、工程も複雑。見たこともないような描き方の説明にも真剣に耳を傾けてくれました。
 

目の前にある「モノ」を観て描くだけではなく「感じて描く」ことをしっかり心得てくださっているんだなぁと、これまでの経験が活かされていることを思いました。

 

  

鑑賞会。さすがです!ずっと窓から見えるラ・フランスを見守ってきた、皆さんならではの作品です。
ジューシーであま~い香りが漂ってきそうですね。

今年も大江町文化祭(11月2日~4日)で、作品の一部を展示してくださるそうです。
ぜひ、実際の作品をご覧になられてはいかがでしょうか。

【依頼講座】クアハウス碁点にてセッションしてきました!

2018年10月14日(日)
主催:JP労組山形連協女性フォーラム
開催場所:クアハウス碁点 実施プログラム:「いろいろな線と色で遊ぼう」

秋らしい爽やかな天気だったこの日、以前よりご依頼を受けての講座を行ってきました。
今回は、JP労組山形連協女性フォーラムさんのセミナー内での講座です。
簡単に臨床美術についてのご説明をさせていただき、さっそく制作のスタート!

プログラム「いろいろな線と色で遊ぼう」は、こんな色はどうかな?こんな形って面白いかも…と、描いていくことに作品の印象がぐぐっと変化していく面白いプログラムです。
時折参加者の方同士、スタッフとのおしゃべりを楽しみながら、みなさんご自身の作品の世界に入っていらっしゃいました。
鑑賞会でも「きれいだね~」「離れてみるとまた違うね~」との感想が聞かれました。
やさしい色合いだったり、敢えて余白を残して作品の個性をより引き立てていたり。
お一人お一人の良さが、作品にギュッと詰め込まれていました。

「リフレッシュしました!」と講座の後、にこやかに笑顔を見せてくださった方も! 日常から離れて、心が少しでも軽くなるような講座となったこと、私たちも嬉しく思います。
後日改めてご感想をいただきました。
「初めての体験で難しかったですが、やり始めると集中するので楽しかったです。」
「描いてる時は難しくて悩んだけど、皆さんの完成作品を見るのは楽しかった。」
「とても興味深く、自然体で臨めるレクレーションになったと思います。」
たくさんのご感想、感謝いたします。

今回ご依頼いただいたJP労組山形連協女性フォーラムのみなさま、この場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

【依頼講座】らふらんす大江に行ってきました!

2018年8月24日(金)
総合福祉施設 ら・ふらんす大江
プログラム名「きらめく星座」


7月に引き続き8月もらふらんす大江の皆さんと、臨床美術を楽しんでまいりました。

今回は普段見ている星が輝く空の、もっともっと先の宇宙を描いていきます。
「星を見たことはありますか?」の質問にはたくさんの手が挙がりましたが、その先の世界は写真を見てもらいイメージしてもらいます。
目では見ることのできない
様々な色に輝く星と広がる宇宙。きっと皆さんの瞼と心に印象は伝わったことと思います。
さあ、いよいよ実際に星を描いていきます。
星の音楽に合わせて、漆黒の画面に力強くどんどん星をちりばめていく方。
じ~っくり考えた末の魂のこもった星。
眩しくきらめく巨大な星たち。個性が輝きます。
  

星座の間を飛ぶ宇宙船。星が放つ閃光。はたまたビックバン?!
ゴールドのジェルペンが走る、走る!宇宙の輝きが増しました。
指を使って、星間ガスもいい具合に表現されていますね~

果てしなく続いているであろう宇宙の一片を切り取ったような、きらめく星座。
  

見たこともない世界に思いをはせ、何という創造性のある作品の数々でしょう。 私たちも見たことのない世界。きっとこんな風景があるんじゃないかと思わせてくれました。

臨床美術の日をいつも楽しみにしていただいているという話を伺っています。 これからも期待に沿えるよう、そして皆さんの笑顔が見れるように、楽しい活動を準備していきたいと思います。

  次回は10月です。

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